今年もハレーション覚悟…菅首相あいさつ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110102-OYT1T00263.htm 菅首相と民主党の小沢一郎元代表は1日午後、それぞれ党所属議員らを招いて新年会を開いた。
首相公邸での新年会には約50人、小沢氏の都内の私邸には約120人が集まった。
首相、小沢氏ともに互いをけん制し合い、元日から深刻な党内対立があらわになった。
首相公邸で新年会が開かれるのは、2001年に当時の森首相が恒例だった「公邸開き」を
行って以来。今年は、菅首相グループが口コミで親しい議員を集め、仙谷官房長官や北沢防衛相、
鉢呂吉雄党国会対策委員長、江田五月前参院議長らが参加した。会合は非公開だったが、
出席者によると、首相はあいさつで「今年も多少のハレーションが起きることも覚悟の上で、
自分のやりたいことをしっかりと伝えていきたい」と述べた。小沢氏の政治とカネの問題に厳しく
対処する姿勢を示したものとみられる。
一方、小沢氏の新年会には、山岡賢次党副代表、細野豪志前幹事長代理、原口一博前総務相
らが出席。小沢氏はあいさつで「私が22年前に自民党幹事長に就任した時も、参院は過半数を
割っていたが、野党と議論できた。『ねじれ国会だから仕方ない』との理屈は通用しない」と述べ、
菅政権の国会運営を批判した。自らの強制起訴には直接触れず、「皆さんに迷惑ばかりかけている」
と述べた。
(2011年1月2日19時09分 読売新聞)