【尖閣事件】中国側「海保が船長殴打」と言いがかり…「今後の取り締まり活動に支障を来す恐れ」日本政府は公表せず

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 9月の沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐり、中国外務省が丹羽宇一郎駐中国大使に対し、
「海上保安官が船長らを殴った」と主張していたことが分かった。複数の日中外交筋が29日までに
明らかにした。海上保安庁は事件当時、国際問題に発展することを念頭に穏便な対応を取っており、
日中双方にけが人も出ていない。中国側の主張は事実無根の「言いがかり」だが、
政府は世間の反中感情の高まりなどを憂慮し、船長らを拘束する際の映像を公表しなかった。

 複数の関係筋によると、中国側が「船長殴打」を主張したのは、9月25日に那覇地検が
中国人船長を処分保留で釈放後、日中間の外交折衝の中だった。9月末に中国外務省に出向いた丹羽氏に対し、
外務省幹部は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国固有の領土」と強調した上で「日本の巡視船が故意に衝突し、
不法に漁船と船長、乗組員を拘束した」などと非難し、日本の責任を追及した。

 これに対し、丹羽氏は「尖閣諸島は日本固有の領土」との立場を説明した上で事実関係を反論。
当時、中国の漁業監視船2隻が尖閣諸島周辺の接続水域(領海の外側約22キロ)内で活動していたことに抗議、
退去しなければ対抗措置をとる可能性にも触れた。

 双方の主張がすれ違う 中、中国側は唐突に「日本の外務省は現場で何が行われたのかを知らない」と切り出し、
衝突してきたのは海保の巡視船で、海上保安官が船長らを拘束する際に船長らに暴行を加え、
不法勾留したとの見解を伝えたという。その後も原則論の応酬が続き、話し合いは物別れに終わった。
>>2以降に続く

ソース:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101230/plc1012300800002-n1.htm