【政治】北海道白老町にアイヌ文化伝承の拠点施設を設置することを決定 政府作業部会

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51名無しさん@十一周年

【白老】アイヌ民族博物館に韓国人解説員

(2010年 3/27)

 白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信理事長)に、韓国人のアイヌ文化解説員と、
総合的な観光案内役「しらおい観光コンシェルジュ」が配置される。博物館は、
おもてなしの心を大切に観光地としての魅力アップにもつなげたい、という。

 道の雇用補助金を受け、町が博物館の活性化策として委託する。2010年度補正予算に
人件費など937万円を計上した。

 韓国人解説員は男性。日本語が堪能で、アイヌ文化にも深い関心を持っているという。
職員からアイヌ文化の基礎を学んだ上で、主に韓国人観光客を相手に館内の展示や
古式舞踊公演を解説する。職員への韓国語の指導も期待している。任期1年。

 08年度に博物館を訪れた韓国人はおよそ3万6000人。外国人全体の
4割に上っている。韓国語を話せる職員はおらず、これまでは旅行会社の添乗員などが
職員の解説を通訳していた。古式舞踊の公演を担当している山丸郁夫伝承課長は
「これまでは自分たちの解説がきちんと通訳されているか分からないこともあった。
韓国の方に文化を正しく知ってもらう上で、(解説員は)心強い存在」と期待した。

 しらおい観光コンシェルジュは、町内の高校を卒業した2人を採用した。コンシェルジュは
フランス語で、街の地理案内や交通機関の手配を担うホテルの係が本来の意味。白老牛や
温泉など地元の名物・名所を学んでもらい、博物館のほか、町内全体の観光案内の
役目もある。古式舞踊や体験学習の補助も仕事の一つという。

http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10032701.html