【民主党】 反小沢氏のベテラン議員 「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」

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1影の軍団ρ ★
民主党のメルトダウン(溶融)が始まった。菅直人首相(党代表)ら党執行部と
小沢一郎元代表ら非主流派による党内抗争は、小沢氏が新党結成の可能性に言及する事態に発展。

一方、党執行部は13日の役員会で小沢氏の国会招致への流れを作りたい意向で、
招致に応じなければ小沢氏の処分も辞さない構えだ。

党分裂の可能性を抱えつつ、政局は大きなヤマ場を迎える。

小沢氏の国会招致を目指す岡田克也幹事長ら党執行部への批判は、9日も収まる気配はなかった。
松木謙公農水政務官「そんなバカなこと…。とても考えられない」
川内博史衆院議員「小沢さんのことを言う前に、まず自分がどうするのか」

国会内の会議室には小沢氏に近い民主党1年生議員で作る「北辰会」のメンバー約20人が集まり、岡田氏への批判が続出した。

岡田氏は防戦に追われた。9日の記者会見では「小沢氏は政治倫理審査会に出てきて説明するのが望ましい」と改めて主張したが、
小沢氏の国会招致に向けて検討していた緊急役員会の開催については「そういう予定はない」と断念する意向を示した。

それでも首相に近い議員からは「主戦論」がやまない。岡田氏らは13日の役員会で「政倫審の議決によって
小沢氏の国会招致を求める」ことをあえて多数決で決めることも視野に入れ、一歩も引かぬ構えだ。
政倫審の開催には委員の3分の1以上による申し立てと過半数による議決が必要だが、
主戦論者からは反小沢派の議員で委員を固める案が検討されている。

鉢呂吉雄国対委員長は9日夕、公明党の漆原良夫国対委員長に政倫審実現に向けた
協力を要請。漆原氏も応じる意向を示した。

もっとも小沢氏が国会招致に応じる保証はなく、反小沢氏の立場に立つベテラン議員は
「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」と言い放った。

民主党の内紛がここまで過熱する背景には、来年の通常国会や来春の統一地方選をにらみ
「菅政権のままでは持たない」(小沢氏に近い若手議員)との観測が強まる一方「ポスト菅も党内に見あたらない」(ベテラン議員)という事情がある。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101210/stt1012100846003-n1.htm
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