「最低でも県外」と言ったのに、「棄想県外(きそうけんがい)」な発想が
米軍普天間飛行場移設問題を混迷させ、「菅鳩交代(かんきゅうこうたい)」――。
住友生命保険が9日発表した2010年の世相を漢字四文字で表した「創作四字熟語」は、
不透明感を増す政治や景気を振り返るものが目立った。
就職難の若者は「就職渇望(しゅうしょくかつぼう)」。高齢者も、
所在不明が相次ぎ、「戸籍騒然(こせきそうぜん)」となった。
一方で明るい話題も。建設中の東京スカイツリーは「全人見塔(ぜんじんみとう)」の
高さとなり、人だかりに。
サッカーワールドカップ(W杯)で日本代表が「芝地団結(ピッチだんけつ)」した姿を
映したのは「三見立体(さんみりったい)」の3D(3次元)テレビだった。
応募作7528作から歌人の俵万智さんが審査した。
(2010年12月9日19時47分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101209-OYT1T00892.htm