【ソウル=仲川高志】米軍のマレン統合参謀本部議長は8日、韓民求(ハンミング)韓国軍合同参謀本部議長と記者会見し、
今後、米韓合同軍事演習に参加するよう日本に求めた。
両議長は同日、北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃を受けた会談で、北朝鮮の追加挑発抑止のため、
合同軍事演習を継続する方針で一致。マレン議長はこの後の会見で日米韓の結束の重要性を強調し、
「演習に同盟国である日本が参加してくれるよう願う」と述べた。
マレン議長は8日午後、韓国から空路、日本入り。9日、北沢防衛相らと会談し、演習参加を求めるとみられる。
日本は、今年7月に日本海で行われた米韓演習に海上自衛官4人がオブザーバー参加したが、
自衛隊の部隊が米韓演習に参加した例はない。韓国軍はこれまで、日本の演習参加について、
日韓間での軍事情報の共有につながるため、慎重姿勢を示してきた。
(2010年12月8日21時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101208-OYT1T00938.htm?from=main1