<22年W杯>日本は落選 開催地はカタールに
【チューリヒ(スイス)安間徹、野村和史】国際サッカー連盟(FIFA)は2日、当地で理事会を開き、
2022年のワールドカップ(W杯)招致に立候補していた日本は落選した。
02年大会を韓国との共催で行った日本は20年ぶり2回目、単独では初のW杯開催を目指していた。
22年大会には日本のほか米国、韓国、オーストラリア、カタールが立候補し、カタールがFIFA理事22人による無記名投票で過半数を獲得した。
イングランド、ロシアと、共催のスペイン・ポルトガル、オランダ・ベルギーの欧州4候補地が争った18年大会の開催地も、投票によりロシアに決まった。
理事会では投票に先立って、両大会に手を挙げている計9候補地の最終プレゼンテーション(招致演説)を2日間に分けて実施した。
日本はFIFA加盟国・地域数に合わせた「208の笑顔」をテーマに、最先端技術を駆使してFIFAに加盟する全208カ国・地域で立体映像による
パブリックビューイングを行うことや、世界から6000人の子供たちを招待する教育活動プログラムなども開催計画に盛り込んでいた。
しかし、日韓大会からの開催間隔の短さや、他の候補地との計画書での比較で政府の支援態勢の弱さなどが指摘され、
終盤の懸命な招致活動も劣勢を覆すことはできなかった。
毎日新聞 12月3日(金)0時45分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101203-00000000-mai-spo