閣僚の辞任や皇族へのやじ問題など、民主党内でごたごたが続く中、小沢元代表が動き始めた。
一方、菅政権には、危機管理の甘さが問われかねない新たな問題が浮上している。
最近、露出を増やしてきた小沢氏と鳩山前首相の2人が参加したのは、犬好き議員らが、動物愛護
管理法の改正を目指し立ち上げた「民主・動物愛護管理法改正検討議連」。
忠誠を誓う小沢系議員に囲まれ、小沢氏は「(目指すは)人と自然との共生。人と人との共生...」
と述べた。
一方、政府・与党内の緩んだ空気は日替わりのようになっている。
新たに発覚したのは、一部週刊誌に掲載された民主党議員の中国大使館主催ゴルフコンペへの出席問題。
尖閣問題で日中の主張が対立する中、28日、4人の議員が程永華駐日大使らとゴルフを楽しんだという。
ゴルフに参加した議員は、2009年の小沢訪中団で引率役を果たした山岡副代表や太田議員ら「親中派」に、
「対中強硬派」とされる長島前防衛政務官。
長島前防衛政務官は「こういう時だからこそ、大使と話すいい機会だと思いました」としている。
また山岡副代表も、すでに支払いは済ませているとして、問題はないと強調した。
そんな中、批判の声を向けられているのが、政務三役の職にある笠 浩史文科政務官。
笠文科政務官は「休みの日にきちっとアレして、戻って来られる態勢だったので。(特に問題ないと?)...」
と述べた。
米韓軍事演習が始まった28日、菅首相が全閣僚に対し、不測の事態に備え、原則都内にいるように
指示した中、笠政務官らは栃木県でゴルフをしていた。
自民党の小野寺衆院議員は「接待ととられかねない行為というのは、疑惑を招くことになりますので」、
「中には、政務官もいたということは、まあ信じがたいなと」と述べた。
▽FNNニュース ※ソース先にニュース動画があります
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00188972.html