【政治】前原外相「陛下は外交安保にお詳しかった」 ご進講の内容には言及せず
天皇の存在は、現日本では象徴として憲法で定められている。日本の象徴だ。
ある意味での人身御供ともいえる。天皇は、自らの人生そのもの全てを、日本の為に使う。
正に一言一句、全ての言動が日本の為に使われていると言っても過言ではない。
少なくとも、一歩皇居から出れば、正にこの通りに行動される。
天皇には、権力はない。責任はない。けれど、力はある。人々を動かしてしまう力、影響力だ。
この力を、善い事だけに使う事、それに細心の注意を払い、日々を生きている。
例えば総理大臣が、失言やアホな行動を取ると、メディアに叩かれ、支持率が悪化し、責任をとって辞職することがある。
けれど天皇には、「責任を取る」ということが出来ない。しかもその言動の影響力は首相の比ではない。
そのツケは全て国民にいく。これは恐ろしい事だ。失敗は許されない。
海外に訪問をすれば、天皇のイメージ=日本に対する評価になるし、天皇に権力はないのに、陛下の言葉は日本の総意として扱われるだろう。
それが象徴ということだ。
天皇はただただ、日本国民の幸せの為だけに、存在しているのだ。この重圧がどれほどのものかは、想像するに難くない。
人間・明仁という存在は、家族の間にしか、存在しないのだ。
こんな人生は、なんと悲しいものだろうと思う。
だから私は、天皇陛下を見ると少し切ない気持ちになる。
ただただ優しく、負の感情があるのかさえ分からない程の慈しみを感じるからだ。
神様よりも、ずっと素敵だと思う。
天皇陛下ほど、日本を考えている人はいないだろう。
天皇陛下ほど、日本を知っている人はいないだろう。
天皇陛下ほど、日本の為に生きている人はいないだろう。
天皇陛下ほど、日本を愛している人はいないのだ。
日本とは、我々の事だ。