○解雇の元力士兄弟、二審も敗訴 大麻使用認定
大麻の陽性反応が出たとして日本相撲協会を解雇されたロシア出身の元露鵬関、元白露山関の兄弟が、
「薬物検査や解雇の手続きに問題があった」として協会に力士としての地位確認などを求めた訴訟の
控訴審判決で、東京高裁は18日、請求を棄却した一審東京地裁判決を支持、兄弟側の控訴を棄却した。
西岡清一郎裁判長は、一審と同様に兄弟の大麻使用を認定。「協会は力士に『薬物使用は相撲道に
反し処罰する』として大麻の使用を禁じており、薬物乱用が深刻な社会問題となっていることも考えれば、
使用したと認められる兄弟を解雇したのが不当とはいえない」と指摘した。
判決によると、協会は兄弟とは別のロシア人元力士が大麻取締法違反容疑で警視庁に逮捕されたのを
機に2008年9月、十両以上の力士を対象に尿検査を実施。1回目の簡易検査、2回目の精密検査で
いずれも大麻の陽性反応が出たとして兄弟を解雇した。
□ソース:共同通信
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111801000727.html