自民・石破政調会長「柳田発言は言語道断」
柳田法相が「国会軽視」ととれる発言をした問題が、菅政権の新たな火種になりつつある。
自民党は柳田氏ら複数の閣僚の問責決議案を参院に提出する構えを
見せており、菅政権は苦境に立たされている。
17日の参院予算委員会では、自民党の衛藤晟一氏が柳田氏に
「自ら出処進退を明らかにするよう勧める」と辞任を迫った。
柳田氏は「思慮の足りない発言を改めておわびする」と謝罪を繰り返した。
柳田氏の発言は、地元・広島市での会合で14日、
「法相は二つ(国会答弁を)覚えておけばいい。『個別事案については答えを差し控える』
『法と証拠に基づき適切にやっている』だ」というものだ。
自民党の石破政調会長は17日の記者会見で、
「発言は言語道断でお話にならない。職を辞していただくのが国家のためだ」と批判した。
自民党以外の野党からも「菅首相の任命責任も問われるべきだ」
(みんなの党の渡辺代表)などの声が相次いだ。
(2010年11月17日23時26分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101117-OYT1T01181.htm