来賓者は政権批判自粛を=防衛次官が通達、政務三役指示
防衛省が自衛隊関連施設で開催する行事について、来賓者に政権に対する批判など
政治的発言を控えるよう要請する内容の中江公人事務次官の通達を全国の自衛隊に
出していたことが16日、明らかになった。通達は同省政務三役の指示で作成されており、
波紋を呼びそうだ。
関係者によると、今月3日に航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市など)で行われた航空祭に、
自衛隊協力団体の代表が来賓として出席。同代表はあいさつで、尖閣諸島沖での中国漁船の
衝突事件を念頭に菅政権を批判した。これを受けて同省は10日、事務次官名の通達を発出した。
通達では、政治的発言の自粛要請が受け入れられない場合、来賓の参加を見合わせることも求めている。
(2010/11/16-23:53)
時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010111601049