2010年11月7日、中国紙・環球時報は、復旦大学国際問題研究院の沈丁立(シェン・
ディンリー)常務副院長の寄稿「国防こそが中国を戦争から遠ざける」を掲載した。以下
はその概略。
トウ小平は1987年にこう言った。「次の世紀の最初の50年間、中国を含む第3世界は
素晴らしい発展を遂げ、欧州全体も素晴らしい発展を遂げる。その時こそ本当に戦争の
危険がなくなるだろう」。
そして現在、ソ連が消え、欧州は一体化して素晴らしい発展を遂げた。中国の国力も
世界上位に躍り出た。これらの要因が過去30年の世界を以前よりさらに平和にしたと
いえるが、では、未来の10年はどうか?
迅速な発展、国防を含む発展こそが中国を戦争から遠ざけると筆者は考える。核兵器が
地球上からなくならない限り、我々は武力で敵を尻込みさせる力をつけていく必要がある。
我々は国防に頼るしかない。強大な国防こそが我々を戦争から遠ざけるのである。
(翻訳・編集/NN)
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