【政治】馬淵澄夫国土交通相が八ツ場ダム建設中止方針を白紙撤回…住民複雑「一歩前進」「また振り回される」

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 馬淵澄夫国土交通相が6日、八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設中止方針を白紙撤回したことを受け、
建設推進派の地元住民からは「ようやく前進する」と歓迎の声が上がった。一方で「政府に振り回される
だけになるのではないか」と冷ややかな見方も根強く、地元住民は複雑な心境をのぞかせた。

 「今の段階では合格点だ。地元の方も安心されるのではないか」。群馬県の大沢正明知事は同町で行った
馬淵国交相との懇談後、記者団に笑顔を見せた。さらに政府の“柔軟”姿勢に気をよくした大沢知事は、
同県を含めた流域6都県が留保するダム事業負担金の国への支払いを今後、応じる姿勢も示した。

 こうした動きに対し、水没予定地の川原湯温泉で4月まで旅館を経営していた豊田幹雄さん(44)は
「先の見えない状態から、これで一歩前進した」と歓迎。川原湯地区ダム対策委員会の樋田洋二委員長(63)は
「なるべく早く大臣と話をしたい」と語り、馬淵国交相と地元住民の意見交換会開催に期待を寄せた。
ただ、25日に休業する同温泉旅館「高田屋」の主人、豊田明美さん(45)は「政府は、まだ建設するとは
決めていないので安心できない。国に振り回され、一喜一憂するのはもうたくさんだ」と、ぶれる民主党政権の
対応を批判。その上で、国交省が行っている建設の是非を決める検証作業について、「誰もが納得できる結果を
出してほしい」と注文をつけた。

ソース:MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101106/lcl1011062015002-n1.htm