★尖閣ビデオで世界中に無能さらした菅政権とそれにつけ込む怪しいヤツら
誰が何の目的で流したのか
たった1本のネット動画が、一国の政府を揺るがしている。突然、中国漁船衝突事件
の映像がネット流出したことに、仙谷官房長官は「公務員が故意に流出させたという行
為があったとすれば、明らかに国家公務員法違反だ」と怒り心頭。8日の衆院予算委で
調査の進展状況を説明するため、犯人捜しに躍起だが、恐らく特定するのはムリだ。そ
れが、ネット社会の怖さである。
犯人が流出先に選んだのは、動画サイト「ユーチューブ」の日本版だ。登録情報など
から投稿者を割り出すには、ユーチューブを傘下に持つ米グーグルの協力が不可欠。政
府もグーグルへの協力要請を検討しているが、これが一筋縄ではいかないのだ
(中略)
「いまのネット社会は、動画投稿サイトやファイル交換ソフトがめまぐるしく発展し、
誰もが匿名で国家機密すら漏洩できてしまう。一度漏れた情報はすさまじい勢いで拡散
し、国家権力側も手の施しようがありません。米国では『ウィキリークス』という内部
告発サイトが大流行し、40万点にも及ぶ米軍のイラク戦争にまつわる機密文書が流出
するなど、国家統制の根幹を揺るがしつつあります。今回の衝突映像流出を引き金に、
日本でもネット情報に一国の政府が揺さぶられるという別次元の社会が始まったので
す」(江建氏=前出)
もはや、ネット社会の前では、情報の独占も権力も形無しだ。この国は為政者が存在
しているようで存在しないシッチャカメッチャカの無政府状態に突入したのである。
http://gendai.net/articles/view/syakai/127316