>>209 >1)極力その地域の個体群を残す(その地域にいなかったものは極力排除する)
>2)それがだめなら近縁のを持ってくる
>
>って感じ。トキなんかはその地域のが残ってないので(2)だし、オオサンショウウオなんかはまだ(1)の段階。
調査地集団の遺伝子構成は、固有種3、交雑種67、シナ産9だったわけで…
>>1の教授は当該個体群のうち固有種を除いた76/79を排除(皆殺しに)せよと
言っているわけなんだよね?
それって、本当に(1)の段階と言えるのだろうか?
かりに賀茂川の地域個体群を守るために間引かれた76/79の個体の埋め合わせとして
日本国内にある別の地域集団の個体を連れてくるとしても、
汚染された賀茂川個体群からシナ産遺伝子がすべて排除されたことにはならないわけで…
結局のところ、賀茂川の地域個体群の純系(近交弱性を防ぐために、国内の別の集団から
相当数の個体を連れてくる時点で、国内集団同士の交雑はより進んでいってしまうわけだが)を守るためには、
賀茂川集団を一旦皆殺しにして、シナ産の遺伝子を完全に排除した上で
改めて、人工環境下に隔離しておいた国内集団を再移入させるしか方法が残されていないわけなんだよね。
実際にそれだけ大がかりなことをするための時間と手間を考えた時、
どれだけの費用が必要になってくるのか、あなたは考えたことがおありですか?