★【外信コラム】北京春秋 お人よしな民主党政権
・休日。産経新聞中国総局内でネットサーフィンをしているうちに、たまたま「私はなぜ
小沢一郎氏(民主党元代表)に一票を投じるのか」と題する在日中国人、徐静波氏の
9月9日付のブログにたどり着いた。思わず目を疑った。
「4年前に友人に誘われ2千円を払って民主党のサポーターになった」「9月4日に
党本部から郵送された代表選の投票用紙が届いた」「日中友好を希望する小沢氏に
投票したい」と、中国語で書かれていた。
事実上の「首相選挙」だった9月14日の民主党代表選で、全国で約34万人しかいない
投票権をもつ人の中に、自身が含まれていたことを読者に報告していた。
徐静波氏といえば、尖閣諸島付近で起きた中国漁船衝突事件など日中間に問題が
発生した際、日本のメディアに登場し中国の立場を説明する中国人ジャーナリストとして
知られている。
彼は、2008年4月に北京五輪の聖火リレーが長野県を通過したとき、約5千人の
在日中国人を集めて「抗議から聖火を守る行動」を主導した活動家でもある。同年5月に
訪日した胡錦濤国家主席は徐氏と会見し、「祖国はあなた方の貢献を決して忘れない」と
ねぎらった。
そういう人物に「首相」を選ばせるとは、民主党もお人よしすぎる。(矢板明夫)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101013/chn1010130417000-n1.htm