2010.10.10 19:13
【上海=河崎真澄】中国広東省の仏山市や東莞市などで「不審な外国人」を見かけたら当局に通報するよう住民に
求める動きが広がっている。パスポート不所持も違反とされ、通報者には報奨金200元(約2500円)が支払われる。
同省で来月開幕する「アジア競技大会」に向けた治安対策の一環とみられ、広州市でも外国人への公安当局の監視が
強化された。広州の日本総領事館では、同省内の在留邦人や旅行者に注意を呼びかけている。
中国紙、南方日報などによると、仏山市では「通報奨励」を10月1日付で条例化した。主な摘発対象はパスポートや
ビザ(査証)偽造などによる不法入境や不法滞在、不法就労など。ホテルでは宿泊者や訪問者全員のパスポートや
身分証のチェックを厳格化した。
広州市では日本人駐在員や家族が、レストランでの食事中やマンションの玄関先などで、公安職員に提示を求められた
パスポートを所持していなかったとして、罰金50元を科せられたケースが多発している。
同総領事館によると、同省内では日本人客の多い居酒屋やカラオケ店をターゲットに、公安当局の監視が強化
されているという。
ソース: MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101010/chn1010101915005-n1.htm ※依頼があり立てました。