“鈍カン”内閣はナメられている。尖閣諸島付近の日本領海内での衝突事件。
普天間飛行場移設問題の迷走で日米関係はギクシャク、民主党の代表選で政治はスカスカ。
この機に、中国は“偶発のような挑発”を仕掛け、「ウソも百回言えば本当になる」の歴史塗り替え方式で
「釣魚島(尖閣諸島)は中国固有の領土」との喧伝(けんでん)を試みた。
領土主張が第一の目的として、公務執行妨害容疑で逮捕された中国漁船の船長はその先兵だったのかな?
「100%の責任は日本にある」「報復だ!」と共産党政府が逆ギレし、温家宝首相がNYで両目を三角につり上げ
ほえる威容&異様のつじつまが合うような。
中国が「核心的利益」と位置づけ、内海化を進める南シナ海でも同様の事件が多発している。
漁船や漁業監視船が排他的経済水域を脅かし、「拿捕(だほ)した漁船を解放しなければ砲撃する」と、
この6月にもインドネシア警備艇を威嚇、緊張が走った。“欲のモンスター”はこのように、
実効支配で地球規模の拡大に邁進(まいしん)中なのだ。
それにしても日本は能天気すぎる。国の重大事−領域を守る基本的枠組みが生ヌルい。
領海侵犯の取り締まりには通常、漁業法や入管難民法を使って対処するという。
左翼勢力に自衛隊の権限拡大が阻まれ、日米安保体制による抑止力頼みだったとはいえ、
軍備拡張をしながら急速にプレゼンスを高めてきた中国を横目に先手=法整備すらしてこなかった。
しかも海域のみならず、日本列島もスキだらけ。外国人土地法(大正14年に制定)が形骸(けいがい)化する中、
昨今の金満な中国人は土地購入にも意欲的だ。新たな法整備や政令を急がなければ、ご先祖からの尊い土地、
森林地帯、国防上重要な拠点、そして沖縄や北海道までが中国自治区と化す危険性をはらんでいる。
で、なぜか早々に船長を釈放。この無策を引き金に日本の領土が蚕食(さんしょく)され、
中国系住民が大量増加→環境劣化という最悪コースへ進まないことを切に願う。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100930/plc1009300735004-n1.htm