総合人材サービスのインテリジェンスは2010年10月1日、医師を対象とした
転職支援サービス 「DODAドクター」を開始する。
転職希望の医師に対し、同社スタッフがキャリアカウンセリングを実施。
スキルや経験、 希望を踏まえて、転職先を無料で紹介する。
厚生労働省発表の統計によると、求職者1人あたりの求人件数である「有効求人倍率」は、
「医師、歯科医師、獣医師、薬剤師」で5.61に上る(10年7月、パートは除く)。
全体平均が0.39と低迷している中で、突出した求人過多の状況だ。「DODAドクター」にも、
・産業医として週4日勤務、日勤のみ(年収目安1000万円〜)
・消化器センターの拡大にあたり、内視鏡検査を行える医師(同1500万円〜1700万円)
・科の中心となる部長職での募集(同1800万円〜2000万円)
などの求人例が掲載されている。
将来専門医の資格を取得し、キャリアアップができるポストへの求人募集もある。
医師の求人情報サービスとしては、ソニーグループが運営する「m3.com CAREER」が先行。
20社の人材紹介会社と提携し、北海道から沖縄まで、常勤・非常勤の求人を約9000件掲載しており、
医師は無料で利用できる。岩手県花巻市の病院からの、年収3000万円の求人もある。
医師不足の原因のひとつと指摘されているのが、「都市部への偏在」だ。
地方の医師不足が進み、医療機関の経営や地域医療体制に支障が出ているところもあり、
求人情報の充実による人材流動化が期待されている。
http://www.j-cast.com/kaisha/2010/09/21076409.html http://www.inte.co.jp/tenshoku/iryou-kaigo/doctor/promo/ldg01.html