★前原氏が外交デビュー「国際連帯税」ブチ上げた
・前原誠司外相は21日午後(日本時間22日午前)、ニューヨークで国連総会に
合わせて開かれている国際会議に出席するとともに、ポーランド、アフガニスタン
両国外相と会談し「前原外交」を始動させた。貧困国への開発資金創設を議題に
するハイレベル非公式会合では、温暖化対策や途上国支援に役立てる「国際開発
連帯税」の新設を検討すると表明した。
フランスで既に導入しており、税収をマラリアやエイズなどの感染症対策に
活用しているという。政府は2010年度税制改正大綱に「地球規模の問題解決の
ために検討を早急に進める」と明記している。今後政府内で議論を深めたい考えだ。
ポーランドのシコルスキ外相との会談で、前原氏は日本と欧州連合(EU)との
関係強化のため経済連携協定(EPA)の必要性を強調。来年の交渉開始に
向けて前向きに取り組む考えで一致した。
15年までに世界の貧困・飢餓を半減させることなどを掲げる国連ミレニアム
開発目標(MDGs)に関するアジア諸国閣僚級非公式会合にも出席。「アジアの
連帯の中で協力を進め、地域全体で目標達成を目指していかなければならない」と
述べ、アジア全域での経済成長実現を訴えた。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100922036.html