クローン作成率の向上に成功
NHKニュース 9月17日 5時51分
皮膚などの細胞をもとに遺伝情報の同じ動物を作り出すクローン技術で、
クローンのできる割合を、これまでの8倍程度にまで高めることに理化学研究所
などのグループがマウスを使った実験で成功しました。
皮膚などの細胞をもとに遺伝情報の同じ動物を作り出すクローン技術は、
肉質のよい牛や豚を数多く生産する方法として研究が進められていますが、
流産や死産などが頻繁に起きることが課題となっています。茨城県つくば市にある
理化学研究所などの研究グループはクローンに流産などが多い原因を調べるため、
遺伝子の働き方を、マウスを使って詳しく調べました。その結果、クローンが
子宮で成長する際に、エックス染色体にある特定の遺伝子の働きが異常に
高まることを突き止めました。
そして、この遺伝子の影響を調べるため、700回近くにわたってクローンを
作成したところ、正常に子どもが生まれたのは通常の方法で1.6%だったのに対し、
遺伝子の働きを抑えると12.7%でクローンのできる割合を7.9倍に
高めることができたということです。
研究グループではこの遺伝子がクローンで流産などを起きやすくしていると
みています。
研究に当たった理化学研究所の小倉淳郎室長は「牛のクローンでも同じように
遺伝子の働きに異常が生じることを確認した。クローン技術の効率を高めることに
つながる成果だ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100917/k10014043001000.html
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