★民主・大久保氏:単独介入は投機筋へのけん制、追加金融緩和も期待
民主党の大久保勉参院財政金融委員会筆頭理事は15日、政府・日銀が日本単独の為替
介入に踏み切ったのは菅直人首相と野田佳彦財務相が首相の党代表再選に合わせて円買
い・ドル売りを仕掛けてきた投機筋をけん制するためだったとの見方を明らかにした。
介入に歩調を合わせた日銀による追加金融緩和にも期待感を示した。
(中略)
大久保氏は代表選で菅首相と戦った小沢一郎前幹事長を支持した。小沢氏は円高に
対する日本単独での市場介入も辞さない覚悟で臨むべきだとの考えを主張。14日の臨時
党大会での演説では、日本銀行法の改正やインフレターゲット政策の導入も視野に入れ
た対応を訴えるなど、菅首相よりも踏み込んだ表現で、円高対策に取り組む姿勢を示し
ていた。
今回の政府の決断について大久保氏は「小沢氏に比べて菅首相は円高、デフレ対策
に弱いのではないかという疑念があったが、代表・総理として改造内閣をつくるという
矢先に実際の行動を起こしたことは評価できる」と指摘した。
大久保氏が副座長を務める民主党の財務金融部門会議は16日、日本銀行や財務省の
担当者を呼び、今回の為替介入に関して説明を受けるという。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=amNoevMKrIzQ