民主党代表選は11日、地方議員と党員・サポーターの郵便投票が締め切られ、党所属国会議員の投票まで残り3日となった。
小沢一郎前幹事長は都内の「シャッター通り」などを視察し、地域活性化や景気対策に取り組む姿勢をアピール。
一方、菅直人首相は午後、首相公邸にこもった。態度未定の国会議員を中心に、自ら電話で支持を働き掛けたとみられる。
小沢氏は11日午後、中央区築地の場外市場や、空き店舗の目立つ墨田区向島の商店街などを訪れた。
首相も公邸での電話による支持要請に先立ち、知名度の高い蓮舫行政刷新担当相、長妻昭厚生労働相とともに東京・有楽町で街頭演説。
代表選後の挙党態勢構築を訴え、続投に強い意欲を示した。
地方票の締め切りにもかかわらず、首相、小沢氏の両陣営とも一般国民向けのアピールを続けるのは、
世論の反応が、態度を決めかねている国会議員の投票行動に影響を与えるとみているからだ。
両陣営は週末を利用して、それぞれ幹部らがこうした議員の地元に直接出向くなどして、個別の説得工作に全力を挙げる方針。
党員らの郵便投票は11日必着。投票権を有するのは地方議員2382人、党員・サポーター34万2493人。
開票作業は14日、国会議員の投開票に先立ち行われる。
今回と同様に本格的な代表選が実施された2002年9月は、党員・サポーターの投票率は51.3%だった。
ソース 時事通信 2010/09 /11-17:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010091100248