天敵・仙谷が「小沢を検察に売り飛ばす」
菅政権から疎外されている小沢グループ、鳩山グループの議員らから、目の敵にされているのが、
仙谷官房長官だ。ベテラン代議士の一人は、こう話す。
「参院選惨敗以来、思考停止に陥った菅首相の代わりに、政府を仕切ってきたのが仙谷氏。
内閣が表面上、菅支持でまとまっているのも、仙谷氏が前原誠司国交相や岡田克也外相、
野田佳彦財務相を押さえているから。菅政権は、実質的に『仙谷政権』になっている」
仙谷氏の本願は、民主党から「小沢なるもの」を根絶やしにすること。仙谷氏は以前から周囲にこう語っていた。
「今の時代に、いわゆる小沢流の選挙、旧自民党的なバラマキ型選挙は通用しない。
そんなものを続ければ民主党は破綻する」
そこで、小沢一派の天敵・仙谷氏が小沢潰しとして画策しているのが、「検察に小沢氏を売り飛ばすこと」だという。
「小沢氏の疑惑を審査している東京第五検察審査会が、強制起訴に繋がる『起訴議決』を出す公算が大きいという情報を
しきりにリークしているのは、自らが弁護士で、法曹界に太いパイプを持つ仙谷氏です。
担当の弁護士や審査員が交代した検審が、次の決議を出すのは10月以降。
『起訴議決が出る可能性が高い小沢が、代表選になんて出られるわけがない』という世論を醸成し、
小沢氏を担ごうとする議員と検審メンバーの双方に圧力をかけている」(全国紙司法担当記者)
自らの側近から、「あれほど頭がいい政治家は見たことがない」とまで絶賛される軍師・仙谷氏。
対小沢牽制工作は他にもある。
8月10日、菅首相は日韓併合100周年に当たり、談話を発表。韓国に対して「痛切な反省と心からのお詫び」を表明した。
この談話には、「韓国への補償を『解決済み』としてきたこれまでの日本政府の見解を、覆す暴挙」
などという批判の声も上がったが、それとは別に、この談話には菅首相と、そして仙谷氏のある意図が秘められているという。
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