トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が、国内販売を始めて30日で丸5年。
米国での成功をひっさげて、輸入車の牙城(がじょう)に挑んだが、景気低迷もあって、
販売台数は目標の半分程度。それでも、定評のあるアフターサービスに加え、
ハイブリッド車(HV)を積極投入し、長期的に客層を広げていく考えだ。
愛知県の知多半島を主な販売エリアとする「レクサス東海」(同県東海市)は25日、
5周年イベントを開いた。
招待された約150人の客は同日発売の新型車を見学した後、店の2階に移動し、
サックスの生演奏を聴きながら高級ホテルのシェフによる軽食を楽しんだ。
同店は、顧客約900人を対象に毎月2回ほど、コンサートやバーベキュー、
ゴルフコンペなどを企画する。幹部は「お客さまと生涯おつきあいするのがレクサス。
車を買っていただいた後が大事」。
実際、定期点検などアフターサービスの獲得率はトヨタブランドの店舗が70〜80%なのに
対し、同店はほぼ100%。トータルで利益を出す販売戦略が実を結んでいる。
だが、こうした成功例は少数だとの声もある。
トヨタは当初、年間5万〜6万台の販売を見込んだが、最高は2007年の約3万5千台。
その後は年3万台を割り込んだ。09年は1店舗当たりの販売台数が約170台。
アドバンスト・リサーチ・ジャパンの遠藤功治マネージングディレクターは「販売店の多くは
投資コストをまだ回収できていない」とみる。
苦戦の理由は、ターゲットとする富裕層の独BMWやベンツなど高級輸入ブランドへの
こだわりが予想以上に強かったことだ。担当の大原一夫常務役員は「壁が厚かった。
目標が甘かったと言われても仕方ない」と苦戦を認める。
*+*+ asahi.com 2010/08/27[23:37:39] +*+*
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