徳島市内の住宅に押し入り60円を奪って逃げたとして強盗致傷の罪などに問われた住所不定、
無職稲福克祥被告(42)に対する裁判員裁判の判決が26日、徳島地裁であり、佐藤晋一郎裁判長は
「執拗(しつよう)で強力な暴行を加えた」として懲役8年(求刑10年)を言い渡した。
今回は、60円を奪った強盗致傷の罪と、4軒の空き巣で現金計約26万円などを盗んだ常習累犯窃盗の
罪の公判だった。判決では「被害者に包丁を突きつけて脅し、足げりするなど強固な犯意。
さらに窃盗を繰り返す傾向があると言わざるを得ない」とした。
判決後、裁判員経験者6人のうち男性1人が記者会見に応じ「被害額ではなく、けがをしたという重みと、
被告が今後どうなるかということを考えた。決めるのは難しかった」と感想を語った。
asahi.com:懲役8年の判決 60円強盗致傷の被告-マイタウン徳島
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