「口蹄疫」は治る病気なのに、どうして騒ぎは大きくなった?!
口蹄疫によって全頭殺処分されたワケ
東京農工大学農学部獣医学科教授 白井 淳資 氏
http://www.athome-academy.jp/archive/medicine/0000001051_01.html 白井淳資教授ならずとも、「なぜ初発が水牛農家と特定できるのか?」大いに
疑問に思うはずです。その根拠は、今回検査した最も古い検体が水牛農家で採
取した 3月31日のものだったというだけで、それ以前に感染がなかったという
証拠はないのです。当の農家も同じ疑問を疫学調査チームにぶつけていました。
当の水牛農家は 自身のホームページを もっていて、疫学調査チームと意見交
換した内容を 公表して います。
疫学調査チームの担当者は「水牛農家に『初発』という濡れ衣を着せることが
最初からのシナリオでした」と白状しているようなものです。しかし、本人を
目の前にして、さすがに「これが結論です」とは言えなかったようです。
私は、口蹄疫が口内炎程度の軽い病気で、これまでも飼い主も気付かないうち
に、家畜は感染と治癒を繰り返していたことが抗体検査の結果裏付けられてい
たのではないかと考えています。(第10回 GEN760)それだと、初発なんて特
定できっこないのです。ところが、日本は口蹄疫がない「清浄国」という建前
ですから、どこから感染が始まったのか一応突き止めなければならない。それ
で、疫学調査チームは水牛農家に貧乏くじを押し付けたのではないかと考えら
れます。
さて、農水省の「口蹄疫 Q&A」によると「口蹄疫にかかると、子牛や子豚では
死亡することもありますが、成長した家畜では死亡率が数%程度といわれてい
ます」ということですが、口蹄疫はもっと軽い病気ではないかと思われる証言
を紹介します。143例目 長谷部康夫さん(60歳、高鍋町 5月18日に発症)は
1538頭の牛を飼う大規模な農場主で、「宮崎ハーブ牛」という自社ブランドを
成功させ、宮崎県乳用牛肥育事業農協協同組合の理事を務めています。
http://www.melma.com/backnumber_90715_4937219/