【地域】炎天下で奮闘するお巡りさん…ジュースも外で飲まずに市民の為に暑さと格闘 滋賀 [08/20]

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1きのこ記者φ ★:2010/08/20(金) 11:07:59 ID:???0
連日の猛暑。熱中症を恐れ日中、出歩くのを敬遠する人は多いが、交番の「お巡りさん」はそうはいかない。
炎天下、約5キロもある制服を着てまちをパトロールし、県民の安全を守らなければならない。
外で缶ジュースなどを気軽に飲むわけにもいかず、まさに「忍」の職場。
19日最高気温が35・5度を記録した大津市で、暑い夏と格闘して職務に励む交番勤務の警察官を追った。

古くから続く大津市の繁華街・浜大津にある大津署浜大津交番に勤め、大粒の汗を流して地域を回る
橋本政昭巡査部長(38)は警察官になって約20年。だが、「今年の暑さは異常。汗が止まらない」と打ち明ける。
体力をつけるため、「毎朝1杯の野菜ジュースが欠かせない」という。

炎天下、外を駆け巡る勤務スケジュールはこうだ。
午前中、地域の家庭や事業所を一戸一戸訪ねて回る。浜大津地域は一人暮らしのお年寄りが多く、
橋本巡査部長は「暑さで倒れていないか心配。水分や塩分を多めにとるようアドバイスしている」と気遣うが、
午前中とはいえすでに気温は30度以上になっていることも多く、自身も汗だくだ。

食事をかねて昼に交番に戻ると、すぐに、冷凍庫に冷やしておいた市販のアイスベルトを
ぬれタオルのように首に巻き、ひと息。さらに外では飲めなかったスポーツ飲料などを思い切り飲んで、
水分に飢えた体を潤す。「警察官が外でジュースを飲んだら格好つかないんで」とはにかむ。
午後もバイクで地域をパトロールするほか、事故現場で交通整理するなど、容赦ない日差しのもとで、立ち仕事が続く。

今月6日、大津港一帯で開かれたびわ湖大花火大会では、約35万人が詰めかける中、
昼過ぎから会場警備を担当。「ものすごい暑さと人込み。さすがに倒れるかと思った」と語る。

大津署地域3課の川崎勝博課長は「(交番に勤務する)署員には、積極的に声をかけて、体調を気遣っている。
体を鍛えて強い気持ちを持って乗り切るしかない」と話す。
橋本巡査部長も「治安を守る警察官が倒れたらあかん。最後は気合と根性と忍耐です」と力強く語ってくれた。

http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/100820/shg1008200258003-n1.htm