★プレステ発明対価は要求1億円が「512万円」に 知財高裁が支払い命令
・ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション」などに使用されたソフトの情報を
読み取る装置に関する発明対価をめぐり、同社元社員、久米英広さん(58)が
同社に発明対価の一部として計1億円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が
19日、知財高裁であった。
塚原朋一裁判長は請求を退けた1審東京地裁判決を変更、同社に約512万円の
支払いを命じた。
久米さんは昭和49年に入社し、平成16年に退社。開発時は係長だった。
装置は6年に発売されたプレイステーションや後継機のプレイステーション2などにも
使用された。
塚原裁判長は、「原告の開発した装置がプレイステーションに使用され、同社は
利益を得た」と判断。また、原告側は、同社と開発者側の貢献度を半々と主張していたが、
塚原裁判長は、開発者側の貢献度を3%と認定し、支払額を算定した。
久米さんは判決後の会見で、「裁判所には自分の貢献度を認めてもらった。金額に
ついては何とも言えない」と語った。
ソニー広報センターは「誠に遺憾。今後の対応は、判決文の内容を精査して検討する」と
している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100819/trl1008191637002-n1.htm