父親は一方的に「家事を手伝わない怠け者」というレッテルを貼られがちだが、仕事と家事を
合わせて考慮した場合、実は男性のほうが「働き者」であることを示す調査結果が発表された
という。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えている。
これまで女性は長い間、「男は職場から帰宅してもほとんどなにも手伝わず、女は仕事と家
庭の両立で大変だ」と、不平を述べてきたが、ロンドンスクール・オブ・エコノミクス(ロンドン大
学の社会科学専門学部)の調査によれば、平均では、父親が1日の流れのなかで「生産的」
である時間は母親よりもわずかに長いという結果が出たとされている。
調査には、親のどちらかだけが働いている家庭や母親がフルタイムまたはパートタイムで
働いている家庭なども含まれている。
妻の労働負担が夫よりも重い傾向があったのは、子供がおらず、夫婦共にフルタイムで働い
ている家庭だけだったという。
調査を行ったキャサリン・ハキム博士は、「この結果は、家庭と仕事の両立させるために不均衡
な負担が女性にかかっているとする一般的な考えをくつがえすものだ」とコメントしている。
http://www.japanjournals.com/dailynews/100817/news100817_3.html