★あいちトリエンナーレ:21日開幕 愛知で初、テーマは「都市の祝祭」
◇24の国・地域から130組参加
「あいちトリエンナーレ2010」が21日に開幕する。
愛知県や名古屋市などで構成される実行委員会が初めて開く大型国際美術展だ。
24の国・地域から約130組のアーティストが参加し、
10月31日まで同市内の各地で現代美術や舞台芸術を披露する。
3年に1度開かれる予定で、初回のテーマは「都市の祝祭」。
愛知芸術文化センターと名古屋市美術館を主会場にしながら、名古屋を象徴する都市空間を最大限生かす。
国立国際美術館長の建畠晢(あきら)さんが芸術監督を務める。
参加アーティストのうち、池田亮司さんは9月24、25日、名古屋城二の丸広場でインスタレーションを予定。
64台のサーチライトを空に向けて「光のタワー」を出現させる。
松井紫朗さんは愛知芸術文化センターの吹き抜けを利用し、全長約50メートルの巨大テント地の作品を展示する。
舞台芸術のラインアップが充実しているのも特徴。ベルギーのヤン・ファーブルが演出するダンスの日本初演や、
日本の気鋭のアーティスト集団「ニブロール」の新作上演などがある。
21日午後1時から同センターで、オープニングシンポジウム
「国際展のミッション−−東アジアからの展望」が開かれる。
韓国・釜山、同・光州、中国・上海の各ビエンナーレ、横浜トリエンナーレなどに長年かかわってきた関係者が、
国際展の課題と将来像について意見交換する。定員180人(当日先着順)、無料。
期間中は無休。問い合わせは実行委事務局(電話052・971・6***)へ。
公式サイトは
http://aichitriennale.jp/ 毎日新聞
http://mainichi.jp/enta/art/news/20100816dde018040056000c.html ※注意 連絡先は記事等でご確認ください。