十五日午後四時二十分ごろ、さいたま市北区の無職男性(76)が自宅で、あおむけに倒れているのを長男(48)が見つけ、
一一九番した。救急隊員が駆けつけたが、既に死亡していた。体温は三九度あり、死因は熱中症とみられる。
大宮署によると、男性宅は電気を止めており、クーラーはあるが、稼働していなかった。
十年以上前から料金が払えないことを理由に止めていたという。男性は長男と二人暮らし。
長男は無職で男性の年金で生活していた。
男性はこの日、体を冷やすために、長男に氷を買ってきてもらい、午後二時ごろから一人で部屋にいた。
その後、長男が男性のいる部屋から音がしたのに気づき見に行くと、男性が倒れていたという。
熊谷地方気象台によると、十五日のさいたま市の最高気温は三五・八度だった。
ソース 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010081602000024.html