★衆院道5区補選 支持固め 盆明け本格化 3党 ムード演出に苦心
10月12日の告示まで2カ月を切った衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠
選挙は、それぞれ公認候補を擁立する自民、民主、共産の各党とも、お盆明けから支部
レベルの支持固めを本格化させる。出馬表明した3氏は夏祭り会場などで名前を売り込
んでいるが、道内で衆院補選が行われるのは中選挙区制だった1959年の旧道1区
(石狩、後志管内)以来半世紀ぶりとあって、選挙ムードの盛り上げに苦心しているの
も実情のようだ。
(中略)
一方、出馬表明したばかりの民主党の中前氏も、行事や支持団体へのあいさつに駆け
回っている。ただ、支部の票の掘り起こしは「まだこれから」(同党千歳支部幹部)。
各支部で中前氏を呼び、「顔を覚えてもらうことから始めている」(厚別支部幹部)と
いう。
補選のきっかけとなった「政治とカネ」問題への対応では「党が前面に立ち、労働組
合は支援に徹してもらう」(同)ことで理解を求めていく。
共産党が擁立する宮内氏は、週明けから各地で街頭演説会などをこまめに開く方針。
同党は5区を「国の縮図のような選挙区なので、今の政治を真正面から問える」(道委
員会の青山慶二書記長)とみて、政治とカネ問題根絶を強く訴える。
5区補選の結果は、衆参で与野党が逆転している今後の国政に大きな影響を与える可
能性が高い。各党は「有権者の関心は高い」(自民党関係者)、「政権安定のためにも
勝ちたい」(民主党支部幹部)、「重要性は理解されている」(共産党道委員会幹部)
と、秋の陣に向け走りだす。
■ソース(北海道新聞)(小倉敦、山崎真理子、中村征太郎)(中略部分はソースで)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/246275.html