鹿児島県内で拡大する広葉樹を枯らす害虫カシノナガキクイムシの被害は、屋久島の
世界遺産地域でも目立っている。地元の専門家は、屋久島の多様な生態系への影響を懸念。
国は被害の全容把握のための調査に乗り出した。
屋久島の国有林を管轄する屋久島森林管理署によると、被害を確認したのは6月末から。西部林道周辺で、葉が枯れたマテバシイやスダジイなどブナ科の樹木が点在している。
遺産地域の国有林では西部林道周辺で2004、05年に被害が確認されているが規模などは
記録に残っておらず、報告や確認はその後なかった。今回は「被害が目立つ」として、
面積や程度などの被害状況を把握するための調査を遺産地域以外も含めた島内すべての
国有林で行い、9月に対策を検討する。
国有林以外の被害調査は、県が8月中に行い、その後は経過観察する方針。
*+*+ 373News 2010/08/14[06:39:07] +*+*
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