高機能端末「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」でインターネットの一部サイトを見ると、
コンピューターウイルスに感染し、何者かに勝手に電話をかけられたり、端末内のデータを見られたりする恐れがあることが分かった。
搭載している基本ソフトウエア「iOS」に問題があったためで、セキュリティー会社などは注意を呼び掛けている。
ネットセキュリティー会社「ラック」(東京)によると、iPhoneなどで海外のあるサイトを閲覧するとウイルスに感染。
感染したiPhoneは、第三者のパソコンで自由に操られ、
勝手に電話をかけられたり、保存している写真やメールを見られたりするという。同社では、
「サイトを見るだけで情報が抜き取られるウイルスは普通のパソコンでもあったが、
通話機能などのあるiPhoneの場合、通話内容を盗聴されるなど、よりプライバシーの高い情報が奪われる可能性がある」としている。
アップル社は11日(米国時間)から修正プログラムを配布、利用者がダウンロードできるようにしている。
アップルジャパンは「被害があったとは聞いていない」としている。iOSは、iPhoneなど全世界で1億台以上に搭載されている。
ソース 読売新聞 2010年8月13日03時03分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100812-OYT1T01182.htm?from=main4