鳥取県教育委員会が、過去5年間に県内の公立学校で起こった体罰に関する情報を、
県情報公開条例に基づき全面開示していたことが12日、分かった。
原則非公表の文書訓戒や口頭注意を受けた教員の情報も公開しており、
文部科学省は「このような事例は聞いたことがない」としている。
児童・生徒数の少ない学校であれば被害者の特定につながりかねない情報も含まれているが、
県教委は「影響について慎重に考えた結果、今回公開したケースでは被害者の特定につながらないと判断した」
としている。
県教委によると、開示したのは県内の公立小中高校と特別支援学校であった計17件すべての情報。
教員の氏名、処分内容だけでなく当時の勤務学校名、被害者の性別、負傷の程度なども含まれている。
鳥取県県民課などによると、開示を請求したのは同県在住の男性。ことし6月1日に請求し、中旬に開示された。
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081201000817.html