★会長宅からパソコンを押収 在特会事件
・京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の授業を街宣活動で妨害したとして、
「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の幹部らが逮捕された事件で、
京都府警が、東京の会長宅からパソコンを押収したことが捜査関係者への
取材でわかった。府警は家宅捜索した関係先12カ所で押収した資料約130点を
分析し、組織の実態解明を進める。
10日に逮捕されたのは、在特会副会長で電気工事業川東大了(かわひがし・
だいりょう)容疑者(39)と、同会京都支部運営担当でマンション管理業西村斉(ひとし)
容疑者(41)のほか、友好団体「主権回復を目指す会」(主権会、事務局・東京)の
元関西支部長で会社員中谷辰一郎容疑者(41)=大阪市西淀川区=と、主権会の
元関西支部事務局長でスナック経営荒巻靖彦容疑者(46)=兵庫県尼崎市。
4人は威力業務妨害と名誉棄損、暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)の
容疑を認め、「日本のためにやった」などと供述しているという。
一方で府警は、同初級学校が市の許可を得ず、隣接する児童公園にスピーカーや
サッカーゴールなどを設置していたとして、学校関係者から都市公園法違反の疑いで
任意聴取を始めたと発表した。
メンバーの逮捕を受け、在特会の桜井誠会長は動画サイトで「このような容疑で
逮捕されるいわれは全くないと信じている」と主張。同校の金志成(キム・チソン)
校長は談話で「一罰百戒となり、民族差別がない社会となるよう願う」とし、公園の
占有については「事前に市の了解を得ていると認識していた」と述べた。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201008110047.html