【経済】「この家貧乏!」と思うときってどんなとき? 「カルピスが薄い」「冷蔵庫にシールだらけ」「でも、何故か楽しそう」★2
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名無しさん@十一周年:
お母さんの思いで
6年3組 嗣永桃子
私が小さい頃、我が家はとても貧乏だった。
だからお金のかかる遊びには興味がわかなかったし、
友達もそういう遊びに私を誘わなかった。
しかし小学4年の時、一度だけお誕生日会に呼ばれたことがある。
行くからにはプレゼントを用意しなくてはいけないが、
手元には100円しかない。
母に相談すると200円をくれた。合計300円。私は文具店に走った。
お店の全商品を選びに選び、300円のボールペンを買った。
小学4年生が使うにはなかなか高価なペンだ。それを持って友達の家へ。
豪華な料理に薄くないカルピス。順番に渡される高そうなプレゼント。
友達のお母さんが入ってきた。
「来てくれたお礼に」とみんなに配ったのは赤いマーカーに緑の下敷きの暗記セット。
私は知っている。これは400円だ。私は会の途中で席を立った。
帰ると母が聞いてきた。「楽しかった?」。私は答えを用意している。
「もちろん!」。私は小さい頃からかなり強かだったのだ。