【週刊新潮】ビジョンなき「国家解体論」に染まった「戦争謝罪マニア」…菅総理と仙石官房長官

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1どろろ丸φ ★
参院選での大惨敗に頬被りし、今後も政権を運営せんと目論む菅直人総理(63)と仙石由人官

房長官(64)。だが、彼らは左巻きの“赤い系譜”に連なるビジョンなき「国家解体論」に染まっ

た「戦争謝罪マニア」なのである。2人が描く、わが国の未来図とは――。

◆君が代
世の中は夏休みの時期に入っているのだから、さすがに永田町でも馬鹿は休み休みにして欲し
いところ。しかし、「スッカラ菅」氏にそれを望むのは土台無理な話のようである。
「解散は全く考えていない。しっかりした政権運営を何年かは続けた段階で、次の世代が受継
いでくれればありがたい」(7.30の記者会見)
参院選で国民から「ノー」を突きつけられたにも拘わらず、辞める意思が微塵もないのだ。その
上、「何年間か」居座るつもりなのだという。厚顔無恥とは正にこのこと。

そして、彼を支える政権ナンバー2の仙石官房長官はといえば、目下、「事実上の官邸のドン。
国家戦略局構想が一旦頓挫した結果、国家戦略相の職権は、最早たな晒しにされ、予算編成
も官房長官の仙石さんが牛耳る傾向にある。また、彼は『反小沢』強硬路線の急先鋒。政策面
でも政局面でも、より存在感を増しつつあります」(官邸担当記者)
保身に執着する総理と、その下で権力増大に勤しむ官房長官。このコンビがあと数年続くなど
想像するだに恐ろしい。なぜなら、その先に待ち受けているのは「赤い悪夢」だからである。

両氏の言動を振り返ってみれば、それは火を見るより明らかなのだ。例えば、菅氏の「君が代」
に関する発言はこうだ。
<もうひとつ元気が出るような歌ではないから、もう少し明るい歌でもいいんじゃないかなと思っ
ています。歌詞もわかりにくい部分がありますね>(『論座』99年8月号)
「君が代」を、明るい暗いで語ろうとする神経は、とても日本国民のものとは思えない。 (続く)

ソース:週刊新潮夏季特大号p173〜p175より
2名無しさん@十一周年:2010/08/07(土) 08:09:44 ID:uLRJwxDH0
3どろろ丸φ ★:2010/08/07(土) 08:09:48 ID:???0
>>続き(2/4)
また、仙石氏は、<永住外国人の地方参政権(中略)など、開かれた社会をどう実現していくの
かというのが、最大の政策課題>(同誌05年7月号)
憲法違反の疑いが明白な外国人への参政権付与に、露骨なまでに固執していることが窺える
のだ。
いずれの発言からも、左巻きの思想、すなわち日本という国家の存在を軽視する姿が透けて
見えてくる。では、一体なぜ2人は「赤い思想」に染まったのか。

◆真っ赤とピンク
東工大で学生運動を展開していた菅氏は、社会党分派の社会民主連合から国会議員としての
歩みを始め、一方の仙石氏もやはり東大で学生運動を行っていて、元は社会党の代議士。後に
両氏は92年に政治グループ「シリウス」を結成し、同輩となったわけだが、このシリウスの中心
メンバーの1人が、前参院議長の江田五月氏だった。そのシリウスには五月氏の父で社会党
左派の大立者だった江田三郎氏(故人)の「遺志」が色濃く受け継がれていた。そして、三郎氏
のブレーンだった人物が、菅、仙石両氏の思想の源流なのである。

2人が揃って師と仰ぐこの人物は松下圭一氏。飛鳥田一雄・元社会党委員長(故人)の思想的
アドバイザーでもあった人物である。松下氏の考えは現在の民主党に確実に浸透していて、
「彼は『新しい公共』という言葉を広めましたが、民主党内閣は『新しい公共円卓会議』なるもの
を設置しました。官僚が中心で作る古い公共政策に対して、市民が主軸となり新しい公共政策
を作るという意味ですが、この場合の市民とは、活動家や労組といった左翼団体、いわゆるプロ
市民を指す。国民である必要はなく、在日外国人が日本の公共政策に関わることを全く厭わな
い考え方です」(高崎経済大・八木秀次教授)

また民主党の掲げる「地域主権」も、「松下氏の思想の影響を受けたもの。しかし、『地域分権』
とは似て非なるもので、一つのまとまった国家・政府は必要なく、地方自治体に重きを置く考え
方です。彼は著書で『国家観念は必要ありません』との見解を明言していて、要は国家解体論を
主張した学者」(同) (続く)
4どろろ丸φ ★:2010/08/07(土) 08:10:10 ID:???0
>>続き(3/4)
その松下氏の思想が「原点」で、著作を「まくら元に置いて」いたと公言して憚(はばか)らない
両氏の本性を、拓殖大学大学院・遠藤浩一教授が喝破する。
「仙石さんは本当は真っ赤っかであるのにヴェールを被ってピンクに見せている。一方の菅さん
は、仙石さんほどには赤くなく、いわばショッキングピンクで、便宜主義的に政治をもて遊ぶの
が趣味の左の政治オタクといったところ。真っ赤っかとピンクということで、2人の色調は合致し
ています。2人の特徴はその歪んだ理念を実現するための打算に意識的であること。分かり
やすい左翼ではなく、韜晦(とうかい=才学を隠し人に知らせないこと)する左翼なんです。
一見、国民にそれとは分かりづらい左翼であるのが、逆に彼らの強か(したたか)なところ」。

そこで改めて、まずは「ショッキングピンク」氏の言動を検証してみると、「中国に対する侵略行為
をきちんと反省しなければならない」(97.10.31記者会見)、「(日中間の歴史問題について)過去
の政府の過ちを戦後の政府が認めなかったのが大きな原因だ」(99.5.6記者会見)
ともに、あの悪名高き村山談話以降の発言である。どれだけ謝罪すれば気が済むというのだろ
う。彼の言う通りに頭を下げ続ければ、日本人の頭は地面に付いてしまうのではなかろうか。
なお、菅氏の著作は10冊を超えるが、中国への配慮とは裏腹に見事なまでに自国に関する
国家ビジョンが欠落している。

◆新村山談話
「真っ赤っか」な仙石氏は、さらにその上を行っている。<日本は甚だ残念なことなわけですが、
他国の人々に犯した人権侵害というものについて、なんの手当もせずに自国の経済の再建、
そして成長のために一心不乱に走ってきた>、<国際社会の中で、とりわけアジアの中で日本
が他の国々、あるいは他の国々の人々と共生していくということは、まず過去についてきちっと
した歴史認識をして、反省して、そして償うべきものは償う、ちゃんと補償するということがなけれ
ば、さあ、今から一緒に仲良くやりましょうというふうな、そんな勝手な理屈は通用しないという
ことになってくるんだろうと思います>、<日本の戦後責任がきちんと果たされるように頑張る>
(『香港軍票と戦後補償』掲載の仙石氏の見解) (続く)
5どろろ丸φ ★:2010/08/07(土) 08:10:46 ID:???0
>>続き(4/4)
万々が一、彼に従うとなれば、日本人の頭は地面を突き破り、地中にめり込んでしまうことだろ
う。しかも今年、日韓併合100年を迎えるのを機に、「(65年の日韓基本条約について)それ
だけで物事は済むのか。日韓関係改善に向けて政治的な方針を作り、判断しなければならない
という案件もあるのではないか」(10.7.7記者会見)と、韓国に対しての新たな戦後個人補償を
検討している旨を表明。それどころか、韓国に向けた菅総理の談話についても、「私の頭の中に
入っているし、多少イメージしている」(同16日の記者会見)と、「新・村山談話」とでも言うべき
ものを検討していると宣(のたも)うたのだ。ここまでくると「戦争謝罪マニア」と言うしかあるまい。

京大大学院・中西輝政教授は、こう切り捨てる。「日韓条約の基礎の基礎は、双方ともに一切
の請求権を放棄する点にあります。『足りないはずだからもっと補償する』などと勝手に言い出す
と、日韓条約を反故(ほご)にする意味合いを持ってしまい、国際法の基本にも大いに反する。
全ての秩序を乱しかねない発言です」

政権の2トップにより赤く染められようとしている、2010年日本の夏。それでなくても茹だるよう
な暑さなのに、「赤い炎」が燃え盛るなどまっぴら御免である。(以上)