【ワシントン時事】6日に広島市で行われた平和記念式典にルース駐日米大使が出席したことについて、
米国では一部の保守系メディアが批判的な論調で伝えたものの、おおむね控えめな報道ぶりとなった。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)は、
初の政府代表派遣は「オバマ政権にとって政治的なリスクを伴う」と指摘。
ただ、オバマ大統領ではなく、ルース大使が出席したことで、日本の要求に応えつつ、
米国内でも大統領による「謝罪行脚」との批判をかわせたと分析した。
また、FOXテレビはトーク番組で、
ハワイ州オアフ島パールハーバー(真珠湾)奇襲攻撃で多数の米兵が犠牲になったことなどを引き合いに出し、
政権の決断を批判した。
時事通信(2010/08/06-18:30)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010080600762