女子小中学生への「連続暴行魔」として逮捕されたのは、現役の小学校教師だった。
「無遅刻」「無欠勤」「生徒指導に熱心」な教師の仮面が暴かれ、学校関係者に衝撃が走っているのだ。
強姦致傷などの疑いで逮捕されたのは、神奈川県相模原市緑区在住の小学校教諭、大塚友意容疑者(29)。
同容疑者は、6月27日に東京都八王子市内のアパート敷地内にのぞき目的で侵入して警視庁南大沢警察署に逮捕された。
ところが、取り調べの最中に余罪が浮上。'08年11月から八王子や多摩地区で発生していた
5件の連続少女暴行事件の現場に残された犯人の体液、毛髪と同容疑者のDNAが一致。
7月16日になって強姦致傷容疑で再逮捕されたのである。
「5件ともDNA型が一致しているが、大塚は『4〜5年前からやっている』と供述しているため、
20件前後の余罪があると見て追及している。自宅の家宅捜索では、犯行状況を撮影したものを含む
約200点のビデオテープを押収したほか、パソコンにも少女の画像が保存されていた。
裏付けが取れたものから立件していくが、相当数に上りそうなのです」(捜査関係者)
捕まった大塚容疑者は、埼玉大学教育学部を卒業後、'03年4月から千代田区内の小学校に勤務。
今年4月からは稲城市立若葉台小学校で教鞭を執っていたのだ。
学校関係者によると、その評判はすこぶる良かったという。
「5年生の担任として熱心に生徒を指導していた。運動会では、担任するクラスの子にソーラン節を踊るよう指導し、
『本番で上手くできた』と生徒と手を取り合って喜んでいたほど。とても事件を起こすような人には見えなかったのです。
確か、相模原のアパートでは奥さんと2人暮らしで、円満な家庭だと聞いていたのですが…」
捜査関係者によれば、大塚容疑者の手口は女子小中学生のあとをつけ、自ら玄関の鍵を開ける子だけを狙って、
共に自宅に入り込んで乱暴するというもの。稲城市に勤務してからはバイクで通っていたが、
通勤途中の住宅街が犯行現場に選ばれていたのだ。「被害者は12〜13歳の女児が多く、小学校6年生から中学1〜2年生まで。
今のところ勤務していた小学校の生徒に被害者は出ていないが、余罪の多くがはっきりしていないため、
父兄たちの不安が消えない状態なのです」
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