・文科省を訪れた東京、神奈川、茨城、愛知、大阪、神戸、京都、広島、九州の9校の朝高生
代表たちは、社民党・又市征治参議院議員と共に、文科省の前川喜平大臣官房審議官と
初等中等教育局高校教育改革PT・三木忠一専門官と会い、署名を手渡した。
愛知朝鮮中高級学校の崔慶雅さん(高3)は、「この間、日本市民たちが私たちに励ましの
言葉をかけ、協力してくれるたびに、私たちの主張は間違っていないことを実感した。
学びの権利を奪うことは、人権侵害であり差別だ」と訴えた。
茨城朝鮮初中高級学校の洪潤実さん(高3)は、「朝鮮敵視、民族差別の風潮の中で朝鮮人
として堂々と生きることは、容易なことではない。私たちは、自国の歴史や文化を習いたい
だけなのに、どうして・・・。学ぶ権利は、国籍や人種を問わず与えられるべきだ」と主張した。
一方、生徒たちの切実な訴えを聞いた前川喜平官房審議官は、「無償化」問題が浮上した後、
数校の朝鮮学校を訪問したが、生徒たちはまじめに勉強していたとしながら、「適用可否が
はっきりしない状態が続き、生徒たちを不安な気持ちにさせて申し訳ないと思っている。
生徒たちの力でこんなに多くの署名を集めたことを評価したい。日本人にも理解が
広がっているということは良いこと。生徒たちの気持ちと署名は、必ず文科大臣に
伝える」と話した。
「高校無償化の差別な気適用を求める朝鮮高校生達の活動報告・勉強会」が7月27日、
参議院議員会館で行なわれた。朝高生代表たちと、「日本朝鮮学術教育交流協会」の
中村元気会長、民主党・又市征治参議院議員、「朝鮮の自主的平和統一を支持する
長野県民会議」の伊藤晃二会長代行をはじめ、国会議員、日本の市民団体メンバーら、
朝鮮学校の保護者、関係者たち100余人が参加した。
中村元気会長は、30年以上、教育現場で日朝の交流を深めてきたことについて言及しながら、
「みんなで力を合わせ、各地でより運動を展開し、必ず『無償化』を実現させよう」と語った。
(
>>2-10につづく)
※前:
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1280805362/ (
>>1のつづき)
又市議員は、「日本社会に存在する差別の風潮、反朝鮮意識を作り出そうとする動きを
払拭しなければならない。今までみんなが運動を繰り広げ、大きな輪になった結果、
新しい局面がつくられた。もう『無償化』は実現間近。必ず勝ち取るという気持ちで、
心を一つにがんばろう」と呼びかけた。
朝高生たちの懸命な姿に声を詰まらせながら、又市議員は「前を向いてたたかっていこう、
必ず勝ち取ろう」と再度呼びかけた。(以上、抜粋。誤字などは原文ママ)
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/03/1003j0802-00002.htm ・朝鮮学校に対する「高校無償化」適用を求める運動が各地で持続的に行なわれており、
5月から繰り広げられてきた「50万人署名運動」はすでに目標を達成した。
署名活動には、同胞をはじめ、「日本教職員組合」「平和フォーラム」「JR総連」など
中央と地方の労働組合、日本の友好親善団体たちも積極的に参与した。
現在、各地方の同胞、日本市民団体メンバーらが文科省などの日本政府への
要請活動を立て続けに行なっている。要請団は、各単位で集めた署名を持って
「無償化」適用を強く求めている。
7月27日には、「全国朝鮮高級学校学生連絡会」代表たちが11万7722人分の
署名を手に、文科省を訪れた。「50万人署名運動」のうち、5分の1以上は各地の
朝高生たちが集めたものだ。「無償化」問題の当事者である朝高生たちは、勉強や
クラブ活動の合間を縫い、活発的に街頭で署名を呼びかけてきた。その彼らの
心からの訴えに、多くの人が賛同を寄せた結果である。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/03/1003j0802-00001.htm