甲府地区消防本部南消防署の男性消防副士長(30)が、甲府市内で行われた
甲府署の飲酒検問の現場から逃走した問題で、副士長が南消防署に対し、飲酒運転したことを
認め「怖くなって逃げた」などと説明していることが31日、分かった。甲府署は
副士長から任意で事情を聴いており、近く道交法違反(酒気帯び)の疑いで書類送検する方針。
南消防署によると、副士長は29日午前8時半に勤務を終え、同日午後9時ごろから
約4時間半、同消防署の同僚7人と、甲府市中心商店街の飲食店2軒で飲酒。
ビールジョッキ5杯と焼酎の水割り5杯を飲んだという。
30日午前2時前に帰宅する際、運転代行を頼んだが「時間がかかる」と言われたため、
近くの駐車場に止めていた自分の軽乗用車を運転した。
同市若松町内で行われていた飲酒検問の手前で一度スピードを緩めたが、
「(飲酒運転をしていて)まずいと思い、アクセルを踏んで突破した」などと説明している。
副士長は現場近くに車を乗り捨て、帰宅。甲府署員が車のナンバーから副士長を
割り出し、任意で事情を聴いた。ほかの同僚はタクシーや徒歩で帰宅し、副士長が
車を運転して帰ったことを知らなかったという。
南消防署の剣持孝弘副署長は「迷惑を掛けて申し訳ない。警察の事情聴取が済み次第、
処分を検討する」としている。
*+*+ 山梨日日新聞 2010/08/01[06:45:42] +*+*
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/08/01/4.html