【民主党】小沢グループ中堅「起訴される可能性もあるのに、出馬は非現実的」 小沢氏代表選出馬へ冷めた見方が根強いと読売新聞

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1春デブリφ ★
★民主両院総会、小沢氏の姿なし…カギ握る動向

 民主党代表選のカギを握るのは、党内最大勢力である小沢グループ(約150人)を
率いる小沢一郎前幹事長の動向だ。
 鳩山前首相グループ(約60人)の中にも執行部批判が広がっており、両グループを
中心とする「反菅」連合ができるとの観測が出ている。
 参院選後、小沢氏は政権批判を強め、29日の両院議員総会の最中も東京都内の個人
事務所にこもったままだった。面会した高嶋良充前参院幹事長が暗に出馬の意欲を探っ
たが、明確な回答をせず、表情を変えることもなかったという。
 しかし、小沢氏周辺では小沢氏本人の出馬を期待する声が出ている。29日昼、小沢
氏支持の中堅衆院議員で作る「一新会」の定例会合。鳩山グループの中心メンバーであ
る松野頼久前官房副長官が姿を見せ、こう訴えた。
 「この局面を打開できるのは一人しかいない、本人しかいないでしょう」。小沢氏が
代表選に出馬すべきだと説いたのだ。
 松木謙公国会対策筆頭副委員長らは「一致団結していきたい。昨年夏の原点に戻って
いかないと大変だ」と呼応した。政策面では昨年夏の衆院選でのマニフェスト(政権公
約)に立ち戻り、態勢面では小沢、鳩山両氏も中核に含めた挙党一致が必要だとの考え
を示したものだ。松野氏はこの場で、鳩山グループが8月に長野県軽井沢町で開く合宿
への参加を呼びかけた。

 ただ、小沢氏は、自らの資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件に関する
東京第5検察審査会の2度目の議決が控えており、小沢グループでも「起訴される可能
性もあるのに、出馬は非現実的」(中堅)と冷めた見方が根強い。

 このため、6月の代表選に出馬した樽床伸二国会対策委員長や、原口総務相、海江田
万里衆院財務金融委員長ら、小沢グループ以外の擁立を模索する声も出ている。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100713-395440/news/20100730-OYT1T00330.htm