秋葉市長にマグサイサイ賞
アジアの発展に尽くした個人や団体に贈られるマグサイサイ賞のことしの受賞者に、
核兵器の廃絶を目指して強いリーダーシップを発揮してきたとして、広島市の秋葉忠利市長が選ばれました。
マグサイサイ賞は、1950年代にフィリピンの発展に貢献した故ラモン・マグサイサイ大統領の業績にちなんで、
平和への貢献や社会奉仕など、アジアの発展に尽くした個人や団体に贈られているものです。
2日、マニラでことしの受賞者7人が発表され、日本から、被爆地・広島の市長として核兵器の廃絶を訴えてきた秋葉忠利さんが選ばれました。
受賞の理由について、事務局は「核戦争が起きることのない世界を目指して強いリーダーシップを発揮し、市民の力を結集して政治的な機運を盛り上げた」としています。
秋葉市長は、2020年までの核廃絶を訴える世界4000余りの都市でつくる「平和市長会議」の会長として、
ことし5月にアメリカのニューヨークで行われたNPT=核拡散防止条約の再検討会議でも演説するなど、国内外で精力的に活動しています。
マグサイサイ賞をめぐっては、日本人ではこれまでにミャンマーやカンボジアなどの難民の帰還に貢献したとして、
当時の国連難民高等弁務官の緒方貞子さんなどが受賞しています。マグサイサイ賞の授賞式は今月31日、マニラで行われます
http://www.nhk.or.jp/news/html/20100802/t10013115431000.html