【社会】秋葉原無差別殺傷 元同僚、被告の素顔語る

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1西独逸φ ★
東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大
(ともひろ)被告(27)の素顔を語り始めた男性がいる。「彼はモンスターではない。なぜ事件を起こしたか、
自分の言葉で説明するはずだ」。27日に始まる被告人質問で、かつての友が初公判から半年ぶりに
口を開く。

真相を語ってほしいと願いつつ、自らは事件の風化を防ぐために、被告の姿をありのままに伝える責任があると
感じている。

男性は東京都足立区の会社員、大友秀逸(しゅういつ)さん(34)。加藤被告が03〜05年に勤務した
仙台市内の警備会社の同僚だった。同じ青森県出身。アニメや自動車の趣味が合い、仕事帰りにラーメン屋や
定食屋で語り合った。職場での加藤被告は自分から仕事を見つけて動き、すぐに100人近い警備員を
統括する内勤業務に抜てきされた。

危うさを感じることもあった。「お前の所に火をつけるぞ」。トラブルの末に取引先に暴言を吐き問題になったという。
電話をたたき切り、会社の暗がりで声をひそめて泣く姿も見た。「沸点を超えると自分を止められない」と感じた。

被告が埼玉県内の自動車工場に転職した後も連絡を取った。「職場で『電車』って呼ばれてます。休みにアキバに
行くのが楽しい」。オタクが主人公のドラマ「電車男」から付いたあだ名で呼ばれることを、喜んでいる様子だった。

久しぶりに加藤被告を見たのは08年6月8日。事件を報じるテレビだった。東京都内に転居していた大友さんは翌日、
加藤被告が拘置された警視庁万世橋署の前に立った。「なぜこんなことをしたのか」。本人から聞きたかった。

 2以降に続く

ソース
毎日新聞 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100726k0000e040040000c.html