銚子電鉄は、老朽化した3車両に替わり、都内の私鉄が50年近く前に導入した車両を
再利用した「新車両」の運行を24日から始めた。犬吠駅で行われた出発式には
約100人が参加、午前11時20分過ぎに上りの銚子行きの新車両が到着すると、
大勢の鉄道ファンが乗り込んだり、写真撮影をしたりしていた。
新車両は元々、京王電鉄が1962年に導入し、25年ほど前に伊予鉄道に売却された
2編成4両。昨年11月に海路銚子港に運び込まれ、昨年中の運行開始を目指し、
車両の点検・整備や駅のホーム延長などを進めていた。
国土交通省から了解が得られず、予定より半年以上遅いスタートとなったが、
小川文雄社長が「車社会になり、最盛期の半分以下の利用客に減ったが、安全に乗客を運ぶ
努力をこれからも続けていきたい」とあいさつ。3年前の経営危機に結成された
銚子電鉄サポーターズで元副代表を務めた坂本雅信・銚子市観光協会長が
「これからも銚子電鉄を支えていこう」などとエールを送った。
*+*+ asahi.com 2010/07/25[07:06:42] +*+*
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201007240404.html