★「のんびり食事に憤り」 特定失踪者の調査団体代表
来日中の金賢姫元北朝鮮工作員(48)をめぐり、北朝鮮による拉致問題を調査している
民間団体「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は22日、東京都内で記者会見し、
「政府が(元工作員に)失踪者の写真も見せず、一緒にのんびり食事をしているのは本当に
許されるのか。憤りを感じる」と厳しく批判した。
荒木代表は同日夜、元工作員と中井洽拉致問題担当相らが会食する都内のホテルで、
失踪者の写真などを元工作員に確認してもらいたいと要望。
しかし、荒木代表によると、担当相は「自分がやるから」と伝言し、拒否したという。
会見で荒木代表は「失踪者の死亡情報でもほしいという家族が、これまでに何人も亡くなっている」
と涙ぐみ、「軽井沢へ行って時間を浪費する必要はないし、ヘリコプターの遊覧飛行は話に
ならない」と憤った。
さらに「世論喚起の効果は認めるが、政府認定の被害者家族と会うだけの今回のようなやり方では
駄目だ」と述べた。
2010/07/23 00:39 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072201001069.html