【開発ヒストリー】美ら海水族館の“巨大な海”　日プラの巨大パネルで実現

【開発ヒストリー】美ら海水族館の“巨大な海”　日プラの巨大パネルで実現 (1/3ページ)

首里城と並ぶ沖縄観光の目玉スポットである「沖縄美ら海（ちゅらうみ）水族館」（沖縄県本部町）の
最大の見どころは、世界最大級の巨大水槽「黒潮の海」。来場者と海を仕切る巨大パネル手がけたのが、
香川県高松市郊外の工業団地に本社を置く日プラだ。

■照明部品から専業へ
もともとアクリル製の照明部品を手がけていた日プラだが、ガラスに代わる世界初のアクリル樹脂製
パネルを高松市の屋島山上水族館（現新屋島水族館）から受注したのをきっかけに、大型水槽パネル
専業メーカーとなった。約７０種、１万６千匹の海洋生物を収容し、ジンベエザメやマンタが泳ぐ
「黒潮の海」には世界最高水準の技術が詰め込まれている。

美ら海水族館の水槽のパネルの厚さはおよそ６０センチ。住友化学が製造し供給する縦８・５メートル、
横３・５メートル、厚さ４センチの素材を１５枚張り合わせて１枚のパネルにしている。トレーラーに
搭載できるギリギリのサイズという。合計７枚のパネルを特殊な接着法でつなぐことで「黒潮の海」は完成した。

前例のない大きさだけに日プラの敷山哲洋社長は、「やり方をひとつ間違えただけですべてが駄目になった。
まさに、賭けだった」と語る。

サイズが大きくなればなるほど、水槽には水圧がかかる。透明度を確保しつつ強度を追い求める開発作業には、
困難が伴った。

「何枚もパネルを張り合わせると正面からの透明度が落ちてしまう。この点への対応がネックだった」と敷山社長は語る。
>>2へ続く　

2010.7.18 18:00　産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100718/biz1007181801004-n1.htm

沖縄美ら海水族館の巨大水槽「黒潮の海」。来場者との間を仕切る透明なアクリルパネルを日プラと住友化学が手がけた
http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/100718/biz1007181801004-p1.jpg

>>1より

■透明度と強度を両立
接着層の厚さが不均一では、水槽の透明度が保てない。許される誤差はわずか０・５ミリ。接着面を削って
平面にしたり、接着した板を熱処理して接着剤の強度を高めるなど「あらゆる手立てを総動員した」（関係者）という。

素材供給を担う住友化学も、「黒潮の海」用のアクリル板については原料を流し込んで固める特別な型を作り、
製造方法を変えるなど万全の態勢で臨んだ。各工程に詳しい専門家を選抜してプロジェクトチームを組んだが、
日プラの求める品質の板はなかなか完成しなかった。

「うちは品質にこだわったからこそ生き残った企業だ。『黒潮の海』のパネルについてもそういう考えだった」。
日プラ側は妥協を許さなかった。

住友化学理事でメタアクリル事業部長の児島俊郎さんは「試作したアクリル板を見せに行くと、わずかな気泡や
ゴミがあれば敷山社長にＮＧを出された。どれだけスクラップにしたことか」と苦笑する。

■営業活動はゼロ
今年２月、アラブ首長国連邦のドバイにある水族館で、水槽のパネルが破裂した。けが人はいなかったものの、
水槽から漏れ出た水で周辺のショッピングモールが水浸しになった。

この水族館に「黒潮の海」を上回る世界最大規模のパネルを納めていた日プラだが、破裂したのは別のメーカーが
納入した小型パネルだった。

水槽用パネルを手がけておよそ４０年になる日プラだが、こうした事故を起こしたことは一度もない。営業活動など
「ほとんどやっていない」にもかかわらず、技術力の確かさが信頼され、世界中から依頼が舞い込んでいる。>>3へ

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100718/biz1007181801004-n2.htm

>>2から

当初、「黒潮の海」には補強のために４本の柱が設置される予定だった。柱のない構造は技術的なハードルが
高くなる一方、来場者にとっては水槽の中が見やすくなる。敷山社長自らの提案だという。

「水族館に来るお客さんは悠然と泳ぐ魚たちを楽しみにしている。何もパネルを見に来るわけではない。
（パネル開発の）技術うんぬんを褒められるより、パネルの存在に気づかれないことの方がうれしい」

世界最高水準の水槽パネル開発は品質にこだわり、挑戦を恐れない町工場と大企業の「連携プレー」がもたらした
たまものといえそうだ。　　（井田通人）

【沖縄美ら海水族館「黒潮の海」のパネル】

巨大水槽用のパネルを専門に手がける日プラが、平成１４年の同水族館建設にあわせて開発した。素材は強度の高い
アクリル樹脂で、高さ８・２メートル、幅２２・５メートル。総重量が１３５トンあり、完成当時は世界最大の
水槽パネルとしてギネスブックに掲載された。

日プラは世界５０カ国の水族館や教育施設で、巨大水槽パネルを受注している。アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイで
一昨年オープンした世界最大の水槽を持つ「ドバイモール水族館」のパネルも手がけ、ギネスブックに再掲されている。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100718/biz1007181801004-n3.htm

ちょっとマンタ

ｽｺﾞｲ
スゴすぎる！

ビラビラ水族館

BShi 7月20日 (火)午前5:00〜午前5:30 水・族・館「沖縄・美ら海水族館」

BShi 7月21日 (水)午前5:00〜午前5:30 水・族・館「八景島シーパラダイス」

BShi 7月22日 (木)午前5:00〜午前5:30 水・族・館「うみたまご大分マリーンパレス」

>>7
それ録画してる（ ・∀・ ）

http://www.youtube.com/watch?v=u7deClndzQw

先日、英国紙が美ら海水族館を誹謗中傷する記事を書いてたよな↓↓↓

【英紙】日本の水族館でイルカが脱走を図る！？ 「監禁虐待から逃れようとしたのだ」(英デイリー・メール)10/07/13
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1278947357/

世界ランキング
1位　ジョージア水族館(アメリカ)(2005年)………水量23,500t
2位　ドバイ水族館(アラブ首長国連邦)(2008年)…水量10,000t
3位　沖縄美ら海水族館(日本)(2002年)…………水量7,500t
4位　リスボン水族館(ポルトガル)(1998年)………水量6,000t
5位　海遊館(日本)(1990年)………………………水量5,400t

国内ランキング
1位　沖縄美ら海水族館 「黒潮の海水槽」(2002年)……………………水量7,500t
2位　海遊館 「太平洋水槽」(1990年)……………………………………水量5,400t
3位　海遊館 /海洋生物研究所以布利センター「第二水槽」(2009年)…水量3,300t
4位　葛西臨海水族園 「大洋の航海者水槽」(1989年)…………………水量2,200t
5位　海遊館 /海洋生物研究所以布利センター「第一水槽」(1997年)…水量1,600t
6位　横浜八景島シーパラダイス 「魚類大水槽」(1993年)………………水量1,500t
7位　いおワールドかごしま水族館 「黒潮大水槽」(1997年)……………水量1,500t
8位　マリンワールド海の中道 「パノラマ大水槽」(1995年)………………水量1,400t
9位　海遊館 「タスマン海水槽」(1990年)…………………………………水量1,350t
10位 鳥羽水族館 「コーラルリーフダイビング水槽」(1990年)……………水量1,320t

※屋外プールの類は除く

ここの会社か忘れたけど、テレビ東京のなんかの番組で数か月前に紹介されてたな。
＞水族館で使われている巨大パネルの作り方

>>1の画像が絵みたい

アクリサンデーをうまいこと塗るんだろ。

巨大ブラと読み違えてすっ飛んできたわけだが・・・

ガラスじゃないんだ。　すごいねぇ。　何年くらい持つんだろ。

タイトルが東海道新幹線の電光掲示板で流れる宣伝みたい

>>16
ガラスじゃないから良いんだと聞いたぞ
ガラスじゃ水圧に耐えられないらしい

>破裂したのは別のメーカーが納入した小型パネルだった。

朝鮮企業だよね。